『この件に関わった全ての人は【善意】ですから』と。

近県のサッカー少年が、病気で身体の機能を失い、車いすの生活になりました。飲食もできず胃瘻を付け、喉を切開して呼吸器を付けているので声を出すこともできませんが、文字盤を使ってコミュニケーションすることができます。

その少年が、嵐のコンサートに行きたいと熱望しているので叶えてもらえないかと、介護サービスを提供している会社の社長さんが代理で連絡をくださいました。

今年のコンサートチケットは3月で売り切れているので、今年は無理ですが、2020年のコンサートに望みを懸けようと思い、付き添う母と少年をファンクラブに入れて、来年の情報をいち早く受け取れるようにしようとしておりました。

突然の病気で人生が一変してしまった少年に、嵐のコンサートがせめてもの希望となればと私たちスタッフは心を一つにしました。

話をまとめながら、家庭訪問させて頂いて、ご本人様とご家族にお目にかかって、サポートのニーズを確認しておきたいと思いました。しかし残念なことに ご家族の中でこの取り組みへの賛否が割れる事態となりました。お目にかかる機会がないうちに、やむなくキャンセルとなりました。

この少年に限らず、ご高齢の親御さんのご希望を叶える相談をするにしても、ご家族や親せきで反対意見が出ることはあり得ることです。

2020年に引退する嵐のコンサートは、実施されるとしても来年が最後と思わざるを得ません。それを熱望していた少年と、それに反対した家族の間に心の溝ができなければ良いのですが・・・。

息をするにも、唾を処理するにも自分でできない身体になった少年は、家族の介護の手を借りなければ生きることができません。その無力な立場は察するに余りあります。

そこで副代表が私に言いました。

『この件に関わった全ての人は【善意】ですから。』と。そう言ってくれる人と一緒に取り組めるチームであることに感謝します。

もうひとつ。ある方に夢ワゴンの取り組みを話したら、間髪入れず『それ、神様の仕事ですよね。』と言われました。この取り組みを瞬時に理解してくださったことに感謝いたします。このように、スタッフは人格も志も高い人の集まりになるでしょう。これからが楽しみです。